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シンギュラリティの彼方(補足4 だんだん豊かに)

シンギュラリティの彼方(第1回)
https://chiraura20190421.hatenablog.com/entry/2019/06/27/035756

の補足にしときます。前回MMTとか書いちゃったしで。

 

ニワトリが先かタマゴが先か……


社長「もっと売れないと給料あげられない」

社員「もっと給料あがらないとたくさん買えない」

 

今の景気や経済に関する議論って、
ざっくりこういうことだと思うんですけど、

この手の話って、バブルの頃も戦後の高度成長期も、
戦前も明治時代も江戸時代もその前も、
基本、変わってないと思うんですよね。


でまぁ、ホントはもすこし説明しないといけないんですけど、
端折って結論を急ぐと……


そーゆーことじゃないんだよね、って話なんです。

 

格差のことで言うならば、

昔から、秦の始皇帝とか豊臣秀吉とかいたわけです。

 

ですが、たとえば秀吉って、黄金の茶室とか大金持ちだったはずですが、

家にエアコンもなければ、冷蔵庫もなかったはずです。

家来にウチワであおいでもらいながら、
冷やしたスイカくらいは食べてたかもしれませんが、
(スイカ室町時代以降伝来の可能性だそうです。Wikipediaより)

今なら一般家庭でも可能な、
エアコンで涼みながら、アイスクリームを食べたりでさえ、
できなかったわけです。
(アイスクリームが日本に来たのは明治時代だそうです。Wikipediaより)


他にも、ガラス窓もなかったでしょうし、
(ザビエルがうつわやメガネや鏡は伝えてるらしいです。Wikipediaより)
夜は蛍光灯や電球もなかったでしょうし、
そもそも電気がなかったので、
電気が必要なものはなにもありません。

 

なにが言いたいかというと、

科学や技術がもっと進歩すると(格差はさておき)、

それにつれて物質的な豊かさがあがっていく。ということです。


現代でも100円ショップに行けば、

なんと電卓が100円で売ってますし、
電球も時計も電池もガラスの器も100円で売ってます。
(無論、どれも高級品ではなく安物ですが)


究極的には、
住まいもクルマも衣服も食糧もすごく安くなると考えるわけです。
電気も再生可能エネルギーで無限無尽蔵に近くなるでしょう。

そこで、ベーシックインカム的なことも可能になると思うんですよ。
(ここまで来るとベーシックインカムって言葉が不似合かもですが)

 

人は火をあやつるようになってから、
産業革命などを経て、電気を使うようになり、現在があります。


人工知能やロボットが一般化するときには、
衣服も食糧も住まいもクルマもエネルギーも

自動で、製造され、使用され、リサイクルされます。

水が水道管を巡るように、
さまざまなものが循環するようになることでしょう。


松下幸之助水道哲学がついに現実になるわけですね。(^o^;)


この時人間は、

人工知能やロボットが作る巨大循環システムに寄生する生き物

となっているでしょう。

 

その時、格差とはどのようなものになっているでしょう。

貧しきを憂えず、等しからざるを憂う

なんていうつもりもないですが、


みんなだって、だんだん豊かになってるでしょ? って、話です。